2021年9月12日日曜日

秘蔵のくに伊賀のキュレーションイベント第12回(10月17日)オンライン開催案内

 沖森卓也先生(高22回・1971年卒)オンライン講演会


ライブを見逃しても、次のYouTubeビデオ で視聴できます(10月21日追記)。

秘蔵のくに伊賀のキュレーションイベント第12回 - YouTube


伊賀伝説の古書店が生んだ国語学者 沖森卓也立教大学名誉教授に聞く

 「日本語の成り立ち、そして未来へ」 伊賀方言のお話も

主催は三重県立上野高校同窓生有志の会(高32回宮田隆さん他)
上高同窓会東京支部が協力します

上高同窓会の皆様、ぜひ ご参加をお願い申し上げます。

 ご参加について
  開催日時 2021年10月17日(日)14時~15時30分
  参加費;無料
  参加方法
オンライン Web会議ツールZOOMでの参加 定員100名 事前申込制
インターネットに接続できるカメラ・マイク付きのパソコン、またはスマホ、タブレットがあれば参加できます。
   ZOOM参加申込先 – https://nihongo-mirai.peatix.com/view
なお、東京支部事務局;iganotomogaki@gmail.com へメールいただければ、取り次ぎます。

主催者メッセージ;上野高校同窓生有志の会・宮田隆(高32回)さん

 沖森卓也さんは、上野高校22回卒、東大卒、立教大学名誉教授で、日本語学者。現在は二松学舎大で教授を務められています。そしてかの有名な沖森直三郎さんのお孫さんになります。

 特に上代の日本語を専門とされますが、ご関心と知識、ご活躍の範囲は幅広く、文科省の文化審議会国語分科会で常用漢字の選定や見直しに関わられる他、三省堂の漢和辞典や語源辞典の編纂に携わられ、NHKの「チコちゃんに叱られる」で語源の解説で登場されたりしてもおられます。近著では「日本語全史」(ちくま新書)、「日本語の誕生」(吉川弘文館)などがあります。

 今回は興味深い日本語のお話を中心に、上高32回卒同期グループが2015年に伊賀の同人誌「伊賀百筆」で公開した「試案伊賀ことば辞典」からいくつかの伊賀方言をピックアップ頂き、古語や古い京ことばとの関連や語源などを解説いただく予定です。

 また、一般的に保守的イメージを抱きがちな国語学者ですが、沖森卓也さんは、外国人が学びやすい日本語を目指すべきだと、日本語の国際化の提言もされています。常用漢字の削減や、同じ意味で多様な表現の整理、アクセントの簡素化までに踏み込んだ提言をされています。今回は外国人人口比率6%を超えた伊賀市現状も踏まえながら、このあたりのお話まで、日本語の未来としてお話を伺って参ります。

沖森直三郎さん/沖森書店のこと

 沖森書店に言及しますれば、伊賀生まれの卓也さんの祖父、沖森直三郎さんが大阪船場の古書肆鹿田松雲堂に奉公、古書の研鑽を積んだ後、昭和3年に伊賀上野で沖森書店を開業。扱うのは私たちが一般にイメージする古本とは異なり、糸で綴じられた古典籍が中心でした。

 古書目録を作り、通信販売を行う方式で全国の学者、研究者の耳目を集め、かつて、その蔵書の質と豊富さから、東の東京神保町反町茂雄、弘文荘か、西の沖森直三郎の沖森書店かと並び称されたそうです。

 直三郎さんは、伊賀の文化を発掘したい、伊賀の文化を顕彰したいと強い意志をお持ちの方で、郷土の歴史研究を行うとともに、郷土伊賀上野に関係の深い俳諧や忍者の古文書の収集に情熱をもって当たられました。沖森書店所蔵の沖森文庫の俳諧や忍者に関する古書は、同店閉店にあたり、現在は伊賀市図書館、伊賀忍者博物館に委託されています。イベントの中ではこれらからデジタルアーカイブされた沖森書店の蔵書印の押された資料も簡単にご紹介します。


ご参考;東京支部事務局・實守健介

「漢字を手放さなかった日本語(前編)」沖森卓也(1)|インタビュー Vol.16|超漢字マガジン 漢字を知り漢字を楽しむサイト (chokanji.com)

「漢字を手放さなかった日本語(後編)」沖森卓也(1)|インタビュー Vol.17|超漢字マガジン 漢字を知り漢字を楽しむサイト (chokanji.com)


0 件のコメント:

コメントを投稿